第一回キッチンでできる小さな家庭菜園が8月11日(木/祝)に開催され、たくさんの方にご参加いただきました。
講師の山内さんがご用意された苗は、小松菜、水菜、からし菜、トレビス(レタス)、かいわれ大根、ケールで、お手製のボカシ肥料付きでした。材料は企業秘密ですが、内容を聞けばそのまま食べ物でした。
まだ発酵途中のようで、とても良い香りがしていました。
このボカシ肥料でお野菜がぐんぐん育っていきます。
山内さんの講義では、野菜の栽培方法の説明がありました。
野菜の栽培の方法としては、自然農、自然農法、自然栽培、有機栽培、慣行栽培があり、
山内さんが行っているのは有機栽培で、農薬や化学肥料を使わずに土と対話をしながら、有機物とともに昆虫や鳥などの自然のチカラで作物を作っていくというものです。
アブラムシの天敵はてんとう虫の幼虫という話をしてくださり、そこには昆虫界のシビアな掟がありました。そういう過程を経て野菜ができあがるということは、すなわち命をいただく、ということの学びにもなるものでした。
主流となっているのが慣行栽培で、スーパーマーケットに並んでいる野菜は、ほぼ慣行栽培のもので、農協が定めた規格、形、大きさ、重さが決められているそうです。規格から外れると出荷不可となります。
なので、化学肥料と農薬を駆使して、土壌や昆虫は無視して栽培していくやり方となります。
形が揃っていたほうが、たくさん詰め込めるなど流通させやすい「効率化」のためのもので、流通に乗せられないということは、せっかく美味しい野菜を作っても、それを販売する場所がないということになります。
それが有機野菜の壁であり、悩ましいところであるというお話でした。
農薬の人体への影響が叫ばれる昨今、支えるべき産業です。
今回、野菜販売としてお持ちいただいたのは、ピーマンとインゲンでしたが、あっという間に完売しておりました。
ピーマンは300円で詰め放題、しかもかなり大きな袋だったため、20個以上詰め込めました。
アトリエ花ことりでも、お引き受けした苗がありますので、ボカシ肥料とともにお渡しすることができます。
美味しいお野菜を食べたくてもなかなか山梨まで購入しに行くことはできませんが、ご家庭で育てることができたら手軽でいいですね。
6株セットで600円です。
一週間後にはプランターに植え込みしてしまいますので、この機会にどうぞ。
次回の開催は、12月頃を予定しております。
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